はじめに
"Learn English"というカテゴリーでは,英語及び英語学習について学んだことをまとめる.
筆者の英語力
私の英語力は良くもなく,悪くもなくという何とも中途半端なレベルである.
中学 | 5段階評価で3~4 |
高校 | 5段回評価で3~4 |
大学 | 可~良(C~B) |
TOEIC | 660点(5年程前) |
自分の英語力の無さに泣けてくる.
成績の位置づけ
学生時代の成績は学校によって成績のつけ方が異なることから,TOEICのスコアで英語力を位置づけてみる.
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会がプレスリリースした2019年度のTOEIC Listening & Reading Test の世界受験者スコアを見ると,日本人の平均スコアは523点(990満点)であるので,私は平均的な日本人よりもTOEICで点数を取れるようだが,平均的なインド人(662点)に若干劣る程度の実力ということになる.
自分の英語力でできること
平均的なインド人並みの英語力では何ができて,何ができないかを次の3点に絞ってまとめる.ただし,あくまでも経験に基づく主観的な意見であるので,留意してほしい.
- 一人海外旅行
- 大学の講義を英語で聴講すること
- 英語で書かれた論文を読むこと
海外旅行
一人海外旅行をすることは可能だ.飛行機に乗り,Immigration card(入国カード)を書き,入国審査を受ける.ふらっと立ち寄ったレストランで料理の注文をすることもできる.観光地を回り,ホテルにチェックインし,夜を過ごすことも問題ない.これらに関しては問題なく英語で対応できるだろう.
でも,それだけだ.それだけ.
レストランで料理の味を聞いたり,「少し辛くしてほしい」などをスムーズにお願いすることは難しい.観光地を回ることは可能であるが,現地の人とお話しするのは,なかなか上手くいかなかった.英語で話す観光ガイドの話なんぞは,ちんぷんかんぷんだ.
つまり,ある程度やり取りが定まっていることを英語で実施することはできるが,柔軟な英語の取り回しが必要な場面では,ぽけーっとしているほかない.
大学の講義を英語で聴講すること
自分の専門分野の基礎的な内容に限れば,大学の講義を英語で聴講することは難しくないだろう.しかし自分が明るくない分野の講義を英語で聞くことは難しいと思われる.私の場合,自分の専門分野であっても既習でない内容は,一度の講義で理解することは難しく,講義を録音して何度も繰り返し聞くことで,ようやく理解できた.
英語で書かれた論文を読むこと
英語で書かれた論文を読むことは,可能である.ただし,恐ろしく時間がかかる.私の場合,10ページ程度の論文であっても読むのに1週間以上かかったことすらある.数式や数式の説明などは定型的なので慣れれば問題ないが,私が苦手だったのは,特に抽象的な事柄(概念やアイディアなど)を英語で理解することだった.英語の能力不足のためか,論文に関する知識不足のためか,あるいはその両方が原因で,私は英語の論文を読むのが苦手だった.
なぜまた英語を学ぶのか
私が英語を再び学ぶ理由は大きく3つある.
- 分かり易くできることが増えるから
- 最先端の科学技術に触れることができるから
- かっこいいから
以上である.英語話者の発言意図を理解でき,英語で言いたいことが言え,英語で文章を書くことができ,英語で書いてある文章を理解できることは,自分の能力を格段に増やす.すると結果的に,最先端の科学技術に触れることができるようになる.そのような国によらずに活躍できる人に私は憧れる.
だから私は英語を再び学び始めた.